手術で胸の皮膚の下に入れた袋(エキスパンダー)に、2週間ごとに食塩水をいれてもらう。
少しずつ、入れて、再建に向けて、皮膚を伸ばす。
伸ばすためには、その日我慢できる限界量の生理食塩水を入れる。
ってことは皮膚がパンパンに張っている。
なんとも、痛い。。
ぎゅーっとひっぱられるような感覚が2、3日続く。(><)
これは痛いってわかる。
でもその食塩水を入れる作業は、淡々と。
痛くない。
接触の感覚はわかるけど、注射針の痛みは、ない。
手術で一度、胸の皮膚をめくって、下の腫瘍を乳腺と脂肪ごと取り除いてしまっている。
だから皮膚の感覚は鈍く、つねっても痛みはない。
不思議な感覚だった。
自分のような、そうでないような。
エキスパンダーには食塩水を注射器で入れる。
針を指す部分が決まっていてそこには磁石がついている。
ので皮膚の上から磁石を当てて、場所を探す。
からだのなかに磁石が入ってて、当てた磁石がくっつつくの。
不思議だった。
自分の一部が人間ではなくなったような、感覚。
磁石が入ってるから、エキスパンダーをつけている人は、MRI禁忌らしい。
うっかり検査を受けると、バチっとすごい音がするとか、しないとか。
皮膚が破れて磁石が出てくるのかと思ったよー。。(^^;
真相は、わからず。。